三角食べができない人、しなければいけない理由とは?
始めに
僕は三角食べができない、いや正確にいうと三角食べができないというより三角食べをしようとしない言った方が良いだろうか。
高校の頃昼休みに持参したお弁当を食べるのだが僕は決まって最初にご飯を片付ける、そしてご飯を全て食べ終わった後におかずを順番に食べていく。
そんな僕を見た友人は
「いや、なんでお前三角食べしないんだよ。ご飯ばっか食べてたら飽きるだろ。」
そういえば確かに自分は三角食べをしない。やれと言われれば出来るのだが別に特別なメリットを感じないのでおかずは一品ずつ順番に食べている。
僕ほど三角食べをしない人も珍しいかもしれないが少なくとも小さい頃に親から「三角食べをしなさい」というようにしつけられた方も多いのではないだろうか。
では三角食べをしなければならない理由とは一体何なのだろうか?
三角食べの良さについて
そもそも三角食べをする派の言い分は
「口内調味ができる」とか「それが日本食の文化だから」のどちらかだろう。
前者は割と納得できる、確かに味のないご飯に比較的味の濃いおかずと一緒に食べることによって美味しくご飯を食べることができる。
実際僕は三角食べはしなくともこの食べ方をすることはよくある。
ご飯のお供を買わずともしっかり白米を味わうことが出来るので合理的である。
だが後者はどうだろうか、和洋折衷料理となってしまった現代の日本の家庭料理に日本食文化もクソもあるのだろうか。
厳密に三角食べをしなければならないというマナーを適用する必要性を感じない。
そもそも文化を必ずしも重んじる必要はないと思うし食事のスタイルくらい自由にすれば良いと思う。
そういえば西洋のコース料理は前菜、スープ、メイン、デザートといったように料理が一品ずつ順番に出てくる。
一品一品食べていくということは日本では「子供のよう」と揶揄されかねないが、視点を変えてみるとある意味グローバルな食べ方と言えるのかもしれない。
結論を言うと、確かに三角食べには合理的なメリットも存在するが文化だからという理由でそれに縛られる必要は無い。
自分が三角食べをしない理由
かなり無理のある解釈かもしれないが端的に言うと決断する回数を減らすためだと思う。
よく聞く話なのだが人間は決断の度に精神的なエネルギーを消費している。
そしてどうやら精神的なエネルギーの低下は行動のモチベーション低下に繋がるらしい。
これが三角食べとどう関係するかというと、料理を均等に食べていくということは次に何を食べるという決断を常に行う必要があるので決断の回数が増える。
決断の回数が増えればエネルギーの消費が大きくなるので知らないうちに決断疲れを起こしてしまっている可能性が出てくる。
これに比べて一品ずつ食べていく人は片付けていく順番さえ決めれば良いので決断の回数は圧倒的に減る。
これが無意識に僕が三角食べを拒否してしまう最大の理由なのではないだろうか。
スティーブ・ジョブスが毎日同じ服を着ていたのはこの決断疲れを減らすためだと言われているが多分これに近い。(多分)
三角食べをしないのは個性
ところで皆さんは週刊少年サンデーで連載されている「湯神くんには友達がいない」という漫画をご存知だろうか。
内容はさておき、この漫画の主人公の湯神裕二は勉強ができて野球部のエースでありながら理屈っぽくてマイペースすぎる性格のせいで絶望的に人望がない。
この漫画を面白くしているのは言うまでもなくこの主人公の尖った個性であり、漫画のタイトルもそれを表しているものといえるだろう。
そして漫画の中でこの湯神裕二が小学校の頃学級委員長に三角食べを強要され、それ以来学級委員長を恨むようになったという話がある。
そうこの主人公も自分なりのこだわりが強く、他人に強要されても頑なに三角食べをしようとしない人なのだ。
三角食べをする、しないというのはあくまでも食事の方法の一つなのであり、一つの個性と言えるのではないだろうか。
まとめ
この記事を書く上で発達障害の方が三角食べをできないみたいな情報も目にしたが、できるできないは個人的には大した問題ではない。
大切なのはあくまで自分にどんなスタイルが合うかではないのだろうかと思う。
確かに三角食べには口内調味ができたり美味しくご飯を食べることの出来る合理性も存在するが、三角食べによって決断回数が増えるという目に見えないデメリットも存在する。
それらを加味した上で自分にあった食事を行えば良いのではないだろうか。
少なくてもこれが文化だからといって強要する人にはあまり耳を貸す必要がない。
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皆さんお久しぶりです、約二週間ぶりの記事投稿となりました。
記事を書いていない期間も読んで下さる方がいたり、言及して下さる方がいたり本当に感謝しております。
そんな方々のために必ず戻ってこようと思っていたので四月から少しずつまた投稿していく予定です。 ご覧いただきありがとうございました!